私にとってのお産のイメージは、”痛い!””怖い!””できれば避けたい!”。小さい頃から事あるごとに母親の出産体験を聞いていた私にとって、このマイナスイメージは当然の帰結。
”数十時間続く陣痛で死ぬ思いをした”、”それでもなかなか出てこないのでなんとかとかいう水を含むと膨張する草みたいなものを入れられた”、”あなたはそれを頭につけて生まれてきたんだよー”・・・。なんというおそろしい光景なのでしょう。母は難産に耐えてどれだけの思いで私を生んだのかをただ分かって欲しかっただけだとおもうのですが、私に恐怖心を植え付けるのには十分すぎるほどでした。
そんな私が子を産む立場になっても当然恐怖は付きまといます。先輩ママにその体験談を聞いてみても、恐怖心が消えるどころか益々助長される始末。”鼻からスイカを出すくらい痛い”、”体の上を電車が通る痛さ”・・・。それってどれだけ痛いのよ!!??でも最後には決まってこういわれます。”忘れるよー”
そりゃ終わってしまえばなんとでもいえますよ。でも私は注射の列を待つこどもの気分。みんなに痛かった?どれだけ痛かった?って聞きまくって一人でパニックに陥って、もう大変。
妊娠初期はこの恐怖と不安と戦うだけで無駄に体力を消耗した感じでした。